<span itemprop="headline">9条の短歌と続山口淑子</span>
blogramランキング参加中←よろしかったら応援お願いします
歌手、俳優、政治家でもあった山口淑子、90歳の時の言葉、重いですね。
「平和は当たり前なんかじゃない。そうじゃなかった時代を私たちはずっといきてきたのよ。」
北京留学時代のお若い頃、友人と参加した抗日集会で
もし日本軍が攻めてきたらどうするかと問われ
とっさに「城壁の上に立ちます」と答えた。
これはミュージカル李香蘭の歌詞になっています。
どちらが先に発砲しても
「私が一番先に死ぬだろうし、それが一番自分にふさわしい身の処し方と考えていました。」
「なんで日本人はあんなに威張っていたのでしょうか。自分たちが東洋の盟主なんだと勘違いしていたのでしょうか。
戦時中の上海で人力車の弾き手が「お辞儀をしなかったとして
日本の憲兵に公衆の面前でびんたをされた場に居合わせた山口さん、
そんなことは山ほどあったでしょう。
「本当にあの戦争は馬鹿な戦争でした。どれだけの人命を奪ったことか。
私が中国人だったとして同じことをされれば、日本を嫌いになったでしょう。」
李香蘭私の半生」は英語版が来春米国で出版されます。戦後アメリカの舞台にもシャーリー山口として立った淑子さん。
俳優として才能にあふれていたのに、あのような国策映画に出て台無しでしたね。
映画評論家佐藤忠男さんも歌手・ミュージカル女優として傑出した才能あったのにと戦争宣伝映画のイメージが強すぎその後は才能を発揮できなかったと惜しむ。
ワイドショーの司会者として中東取材、参議院議員にもなりました。
朝日新聞より
ここからは本日の朝日歌壇より
私は全く短歌も俳句も出来ないので、自分の気持ちとぴったりの短歌を紹介したいです。
「自らは侵略者と言わぬもの誰もが自衛と言って始める 」根来伸之
全くこの通りですね。
「戦争で片足亡くした祖父想う九条守れときっと言っている」 小島陽子
「九条と空気は同じ汚されて初めて気ずく以下に大事かと」無京水彦
「戦中も平和平和と聴かされき政治家が言う平和とは何」村田昭憲
「慣らされて慣れてしまって線量も気ずけば忘れかけている普段」
美原凍子