<span itemprop="headline">直木賞受賞作「等伯」と辻まこと</span>
松下竜一著「ルイズー父に貰いしこの名は」ルイズさんのことは印象的だったのに。
松下竜一は時流に屈することなく生きた誇り高い人々を描いていて尊敬している作家で図書館で全集を読みました。図書館は有難い。
松下竜一資料館がプレオープンしたとか。
辻まことの著作、絵、イラスト、肉筆原稿は超高値とか、
全画集が5~6万円、絵本も絶賛されています。又図書館でリクエストしてみます。
ベストセラーはあんまり読まないのですが本作は友人が貸してくれたので読むことが出来ました。
分厚い上下二冊、読みだすとドラマか映画を観ているようでぐいぐい読み進めることが出来ました。
戦国から江戸時代の人なのに斬新な絵です。
彼は武家の出身のせいか、危険なものに近ずいてしまう性分。
権力者や狩野派と対決にはハラハラ
信長、秀吉、利休…
最初の妻や子供たちも危険な目にさらされて。でも彼を懸命に支えました。
実の兄や主筋からは酷い目にもあいます。
あの絵師がそのような目にあっていたとは。なかなかわからない世界を描いてくれました。